『Seventh Code』(黒沢清)

Seventh Code/JP

たった一度食事をおごってくれた男を追ってロシアまでやってくる変人女から敏腕エージェントへ。『恐怖のメロディ』風のサスペンスドラマからオフビートなスパイアクションへと転調する驚きと心地よさ。黒沢清は『エージェント・マロニー』を見たのだろうか…。エンディングで前田のソロ曲が終わり、乾いた銃声がなりひびく超ロングショットの銃撃戦はいかにも黒沢的なカタルシス