『ウォルト・ディズニーの約束』(ジョン・リー・ハンコック)

Saving Mr.Banks/US

傑作『メリー・ポピンズ』映画化をめぐりウォルト・ディズニートム・ハンクス)と原作者P・L・トラヴァース(エマ・トンプソン)の確執を描く。映画の製作過程とトラヴァースの幼少期を交互に描き、トラヴァースが原作に込めた父親の物語が浮かび上がってくる構成。父親役はコリン・ファレル。どこまでが創作なのか。数々の名曲が生まれる瞬間にはぐっとくるが、肝心なディズニーとトラヴァースの心の動きがいまいち可視化されていないため平たんな印象…。